初回の記事はぼくという人間のキャリアについてである。
簡単な経歴を以下に記す。
2007年:某私立大学入学
2013年:同大学卒業
2013年:日系大手コンサルティングファーム(X社)入社
2016年:同社退職
2017年:外資系コンサルティングファーム(Y社)入社
2018年:同社退職
2020年:外資系コンサルティングファーム(Z社)入社
2020年:同社退職
2020年:個人事業主開業
2023年:法人設立
こうして経歴を書き出してみると、お世辞にも綺麗とは言い難い。
まず、大学を卒業に6年間かかっているが、これは大学2年生の時に精神を病んで休養していたからである。その時点でぼくの就職活動は著しく不利だった訳だが、奇跡的に日系大手ファームに引っ掛かり、社会人としてのキャリアをスタートさせることが出来た。
以下では、社会人になってからフリーランスとして独立した現状までの略歴を記す。
大学生からフリーランスとして独立するまでの略歴
さて、経営コンサルティング会社の一員としてなんとかキャリアをスタートさせることが出来たぼくは、本来であれば自分のような人間を拾ってくれたことに対して、会社に大いに感謝しなければならない立場のはずであった。
なにせ、X社が内定をくれなければぼくに残された選択肢は就職浪人かニートの2択だったのだ。
だと言うのにも拘らず、ぼくは呼気の如く不平と不満を口から吐き、結句このX社を4年ほどで退職してしまった。
続いて、所謂Big4の一角であるY社に転職したが、それまでとは比べ物にならないほどのハードな環境に瞬く間にグロッキーとなり、結果1年間で退職となった。その後は実家にて2年間ほどのニート期間である。
このニート期間の大半は、学生の夏休みが如き後先を考えない非生産的な行為で空費されてしまったが、それでも時たま将来に対して真面目になった折には、経済的な行き詰まりを解消しようとよさ気な求人を転職サイトで見繕っては、ちょくちょくエントリーをかけていた。
最初は「もうコンサルは懲り懲り」と事業会社を物色していたが、当時からメディアでは人材不足が叫ばれていたとは言い条、中途でぼくのような無職の若者を採用しようという会社は見からず、散々不採用を突き付けられた。
内定を得られないことを言い訳にダラダラとニートを続けようかとも考えていたが、登録しておいた転職サイトに外資系コンサル会社のZ社から面接オファーが来たことが転機となった。
せっかくだしとぼくはZ社の面談を受け、そこからはトントン拍子でオファーが出た。
事業会社より年収が良いこと、そもそも事業会社から内定を得られないことによりぼくはこのオファーを受諾し、東京に復帰することが出来たのだ。
ただ、ここでもと言うか、入社直後にハレーションを起こしたことぼくは仕事から干されてしまい、僅か8か月でZ社を馘首となった。外資系企業は報酬は高いが、一度クビと決めれば容赦はない。
クビになったこと自体は正直それほどショックでもなかったが、せっかく田舎から東京に出れたのに、また実家に帰るのはなんとも惜しい。されど、また自分を雇ってくれる会社を探すというのはなんとも面倒。そんな骨惜しみ根性から選んだのが、個人事業主、つまりフリーランスという働き方である。
フリーランスとして
時に、転職活動では散々辛酸を舐めさせられたぼくではあるが、フリーランスとしての最初の採用面接はあっさりとパスした。
ここで面接に落ちまくるようなことがあれば働くことを諦めて実家に帰っていたのだろうが、どうあれそうならず、ぼくは最初の案件を月単価75万円でスタートすることができた。
それが3か月後には80万円となり、半年経った時点で案件を変えたことで120万円まであがった。その案件も半年で切り上げ、フリーランス2年目には150万円の案件を獲得するまでになっていた。
私見だが、総合系コンサル会社出身のフリーランスにとって、月単価150万円はひとつの目安と言ってよい。2024年現在、150万円までの案件はそれなりにあり、(少なくともぼくが狙っているような非PMポジションで)150万円を超える求人となると数が一気に減るからである。
どうあれ、フリーランスになって僅か1年の間にぼくの所得は倍になった。
それはぼくが最初に提示した75万円という数字が、社会人時代の給料を基に提示した低過ぎるものであったことも勿論ある。
担当してくれたエージェントからは「履歴書に空白があるとは言え、外資系ファームの経歴があって75万円は破格」との評を貰っていたが、同時に「最終的には120~130万円も狙える」などとも言われていた。
担当者の予想を良い意味で裏切り、最終とは言わず1年で150万円に到達し、更に毎年単価を上げ続けて200万円に到達できたのには勿論理由があり、抑えるべきポイントがある。
このブログでは
以降の記事ではまずは会社勤めの、続いてフリーランスの経営コンサルンタントとして、ぼくのこれまでの経験を時系列で書いていく。
その中でぼくや周囲の同僚が嵌ったキャリアの落とし穴や、失敗を後から振り返って「こうすれば良かった」というポイント、更にはフリーランスとしてお金を稼ぐためのコツを書いていこうと思う。
副題の「月収200万円」という言葉に釣られてここまで読んでくれた人は長すぎる前置きに辟易してしまうかもしれないが、フリーランスとしての活動はそれまでのコンサルキャリアありきである。
そのため、このブログ自体がナラティブで、よくあるハウツーブログと比べて遠回しな構成となることに関してはご容赦頂きたい。
もちろん、月収200万円を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれであり、自分はもっと稼いでいるという人もたくさんいるだろう。そのような人は、単価を上げるコツや高単価の案件をぼくに紹介してくれたら幸いである。
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